----- 潮干狩りとともに … カレイの赤ちゃん -----


 カレイといえば「煮付け」と「唐揚げ」。前者なんぞは家庭料理の代表種みたいなものだから、誰でもその姿を思い浮かべることができるだろう。でもそれは成魚か切り身の話で、幼魚の頃を知ってる人は少ないと思う。

 季節は春。
 潮干狩りシーズンの頃になると、汽水域(海水と淡水の入り混じった場所。川が海に入り込むあたりの河口付近がそうだ。東京湾の運河沿いの浅瀬などは格好のフィールドである)の砂浜の、ごくごく浅い場所にこの子たちが姿を現わしはじめる。2〜3cmの可愛らしいサイズだ。中には透明な子もいて、内蔵が透けて見えるのがたまらなく可笑しかったりする。

 捕まえるのはとても簡単。長靴を履いて水に入る。次に、そこらの釣具屋で売ってる魚採り用の網で、水際あたりを
 「ズリズリ」
 と引くだけなのだ。保護色になってるから、目で視認して採るなんてのは無理。ひどく簡単な方法だが、うまくすると5、6尾まとめて採れちゃったりするから、これまた可笑しい。
 
 飼うのもそれほど難しくない。
 簡単な濾過装置をセットした水槽で、人工海水を少し甘め(低濃度のこと。人工海水は熱帯魚屋さんで手に入る。濃度は比重計で測定して調整するが、決して難しくはない)に作り、あとは温度の上がらない場所に水槽を置くだけ。餌は人工飼料でOKだ。慣れるとヒラヒラと水面近くに寄ってくる。



 カレイの写真は上から撮るしかないので、撮影が下手な僕には大助かり。
 これは東京湾の運河で捕まえた子。カレイはとっても身近なお魚さんで、食べるだけじゃなくて、捕まえるのも飼うのも面白い。
 近々「
syunさんと東京湾でカレイ採りを楽しんじゃおう〜!」企画をやります。おヒマな方は、遊びに来てね。

 というわけで、まもなく潮干狩りのシーズンが始まる、僕は新しい水槽をセットして、彼らをお迎えに行こうと思っているのである。

Vol.14
02.03.21



採集家syunさんの公式サイト


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