----- カニさんも面白い … シオマネキ -----

 最近ハマッちゃってるのが「干潟遊び」で、これが結構面白い。特に南方の干潟はサイコー。こちらとは違って棲んでいる生き物の種類がやたらに多い。色もカラフルで、見ているだけでも飽きません。その最たるものがカニさんでしょう。それもシオマネキが面白いです。

 シオマネキは日本の南部に生息するスナガニの一種で、オスが大きなハサミを振って踊る「おいで、おいで」ダンスはTVなどで御覧になったかたも多いと思います。

 さて南の干潟は、このシオマネキたちの天国です。潮の引いた干潟はそれこそ足の踏み場もないくらいの「だらけ」状態!多く見かけるのは「オキナワハクセンシオマネキ」ですが、彼らの住宅難は相当なもの。あっちこっちで小競り合いを繰り返しています。取っ組み合いをしてはすぐ離れるという実に他愛のないものですが、無表情でやってるところがたまらなく可笑しいですね。

 川が海に入り込んだあたりの干潟には「ベニシオマネキ」がたくさんいます。黒灰色の泥地のところどころに真っ赤な甲羅を見せているのがそれ。
 (どうしたらこんな色が出るのだろう?)
 って思うくらいに赤くて綺麗。観察をしていると、カラーパターンの違うものがいるのに気づいたりします。例えば甲羅の中央だけ赤く、輪郭が黒いものとか、中にはブルーのラインが入ったりしてるのもいて・・・。
 (ほかにどんなのがいるのかな?)
 なんて目で見ていると、時間の経つのもあっという間。潮が満ちて来るのにも気がつきません。



ベニシオマネキのメス
 


右と左にカニさんがいるのが分かると思う。ここで面白いことに気が付いた。左のカニの下に見えるのはマングローブの花の「がく」(だと思う)なのだが、なんとベニシオマネキの甲羅と同じ色をしているのだ!これは擬態の一種かもしれない・・・。

 観光ついででも味わえる面白さ。沖縄方面にお出かけのあなた、干潟が見えたらちょっと車を降りて観察して御覧なさい。サンゴも海もいいけれど、干潟だって十分楽しめることに気がつくでしょう。あ、双眼鏡があるといいかも。彼ら結構目が良くて、警戒心強いっすから。

 
Vol.21
02.05.24



採集家syunさんの公式サイト


----- Back NO. -----


[20オフシーズンのヒマつぶし … ヒョウホンダコ]
[19オフシーズンのヒマつぶし … 粘土のハコフグ]
[18赤いハゼ … チゴベニハゼ]
[17 リバーシブルの楽しみ…底物魚]
[16 外科医…ニジハギ]
[15 黒豆…サザナミフグ]
[14 潮干狩りとともに…カレイの赤ちゃん]
[13 岸壁の花…アケボノチョウチョウウオ]
[12 古代魚?…シイラ幼魚]
[11 タイド・プールは宝箱…モンツキハギ]
[10 誤植の憂き目…ホンソメワケベラ]
[9 いかにも熱帯魚…ハタタテダイ]
[8 立ち泳ぎ…ヘコアユ]
[7 逆パンダ…スミツキベラ]
[6 Yellow dies…ミナミハコフグ]
[5 砂に潜って寝る魚…ベラ]
[4 イガグリ ハリセンボン]
[3 海のハムちゃん…ダンダラスズメダイ]
[2 これでも魚?その2…ツバメウオ]
[1 これでも魚?…ミナミトビハゼ・タマカエルウオ]