----- イガグリ ハリセンボン -----


 2001年のシーズンで印象に残ったのは「ハリセンボン」の多さだった。僕らの行く漁港には、必ずと言ってもよいほど夥しい数のハリセンボンが浮かんでいた。




漁港の岸壁の上から見たハリセンボンの大群。いち、にの、さんの、しの・・・。うう、めんどくさい・・・。


 ハリセンボンはフグの仲間。危険を感じて身体を膨らませ、トゲを立てた様子はハリネズミのように見える。初夏の頃に流れ着くスーパーボール大の個体なんぞ、驚かすとイガグリ姿に大変身してとても可愛い。
 
 その姿にちなんで付けられた「針千本」の名だが、このトゲ、数えた人がいるらしく、実際には400本前後だという。1本1本印を付けていったのか、ズボラな僕には想像しただけでも気が遠くなりそうな作業である。




この子は去年の夏に捕まえたもの。サイズは3cmくらい。怒らせると、いっちょまえに膨れて、イガグリ姿となる。向って右下が頭部。


 採集家やマリン・アクアリストには人気な反面、膨れて網にかかるので漁師にとっては迷惑ものらしい。毒はないものの食用資源としての価値はほとんどないからだ。ちなみに沖縄では「アバサー」と呼ばれ、味噌汁にして食すという。

 膨らませて乾燥させたものが、「フグちょうちん」という装飾品として土産物屋に並んでいたのは、もう随分と昔のことだ。

Vol.4
01.12.26






採集家syunさんの公式サイト


----- Back NO. -----


[3 海のハムちゃん…ダンダラスズメダイ]
[2 これでも魚?その2…ツバメウオ]
[1 これでも魚?…ミナミトビハゼ・タマカエルウオ]