----- Yellow dies …ミナミハコフグ -----


 初夏から晩秋にかけて、中部日本の太平洋岸には、黒潮に乗ってたくさんの魚たちがやって来る。彼らのほとんどは、その年の冬を越せずに死んで行く。「死滅回遊魚」という儚い響きの名の魚たちだ。

 その中に「ミナミハコフグ」という魚がいる。まっきっきの全身に黒いスポットが入った可愛らしいフグである。

 特に初夏、漁港の吹き溜まりみたような場所に浮いている頃のものは、サイズも小さくて、むちゃくちゃ愛らしい。英名は Box Fish とか、Trunk Fishで、全身に散りばめられた黒いスポットを「目」に見立てれば、「ハコ」というよりも、黄色いサイコロだ。



どっちが顔かお尻か分かるあなたはエライ!因みにこの子は写真を撮るときに、
「いやん、私のお尻を撮っちゃ〜!」
と言った。そう、正解は向こうが顔。
ボク的には、「Yellow dies」とか呼びたい魚。

 こういう可愛らしい魚が、意外にも東京近辺で目にすることができる。
黒潮は偉大だ、ということだ。


Vol.6
02.01.16



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